動物の専門家

動物病院だけが仕事場ではない

獣医師というと、動物のお医者さんというイメージを思い浮かべる方がほとんどだと思います。 確かにその通りで、イヌやネコの診療をしたり、治療を行うことを本業としている動物病院の獣医さんもたくさんいます。 しかし、獣医にはその他にもたくさんの働き口があることはあまり知られていません。 獣医の仕事としては、保健所での動物の引き取りなどの対応、食肉の検査、食中毒発生時の対応、感染症予防活動、水道の水質検査、理髪店などの設置許可業務、牧場経営、薬品の開発などに携わることもあります。 むしろペットの病気を治す獣医というのはここ20年くらいで急速に増えてきたものであり、それより以前では獣医の求人といえば上記の様な職種がほとんどでした。

公務員、検査業務は将来性高し

最近の獣医師の求人状況としては、動物のお医者さんとしての求人はやや溢れ気味で、この先うまく成功するのはなかなか厳しいといわれています。 ペットブームの陰りや、動物病院の数の増加もあり、せっかく開業しても新たに顧客を獲得するのが難しく、実績のある動物病院にはなかなか太刀打ちできないという実情があります。 しかし、だからといって獣医に将来性がないわけではありません。 今後、日本をはじめ世界的に食料の安全問題や、ヒトおよび動物に対する新興感染症の流行が予測されています。 新たな感染症が発生したときにそれを調べ、また鎮めるのに大活躍するのが獣医師なんです。 そして、今現在公務員としての獣医師の求人が増えています。 今後のそういった課題のために国が公務員獣医師を必要としているのです。 ぜひ、これからの日本のため、自分たちの食の安全のために獣医師として働くという選択も考えてみてはいかがでしょうか。